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音楽は時間芸術【78歳のバレンボイムを聴いて】
音楽は時間芸術 バレンボイム行ってきた。コロナ以前にはなかったようなサントリーホールの静寂にベートーヴェンの音楽が極度に結びついた特別な時間が幾度か訪れた。音楽は時間芸術なのだと再認識。至福の時間だった。世界中のオーケス […]
アウトプットばかりだと消耗する【インプットの時間をどう作るか】
このところ毎日のように稽古が続いています。 演奏(=アウトプット)ばかりしていると知らない間に消耗していることがあります。 それはインプットに時間を取れていない時に起こります。アウトプットが続くときに、どのようにインプッ […]
お金・時間・音楽
お金と時間を気にせずに没頭できた日々 資本主義における音楽 今では私の演奏活動のほとんどは「仕事」という形になってしまっています。 つまり、お金という対価をいただいて演奏するということです。 資本主義というこの世界では、 […]
言葉と音の往来【楽曲解説を書く】
最近は、楽曲解説を書いていました。 こちらの北川暁子先生のリサイタルのための解説です。 今は藝大の名誉教授でいらっしゃり、私は先生が大学にいらっしゃった時からお世話になっています。 なんと言っても今回の目玉は《ディアベリ […]
作曲家と聴衆の媒体としての演奏家【藤村実穂子さんのインタビューより】
藤村実穂子さん 藤村実穂子さんは、世界で活躍する数少ない日本人歌手です。 私も生で聴いたことがありますが、全ての神経を持っていかれました。素晴らしい歌唱力と、精神性です。 以前もこちらのブログで、藤村実穂子さんの練習法を […]
ピアノ・ノート【記録の必要性】
チャールズ・ローゼンの本ではありません。笑 ツイートの通りですが、ピアノ・ノート(自称)を復活させました。 2月は少し予定も増えていて、曲も多いので頭の整理という意味もあります。 記録すること 今やるべき曲 合わせの時の […]
過去の自分の否定【アップデートしてバグを修正】
過去の自分の否定 過去の自分の否定は、成長プロセスでは必ず通る道かと思います。 音楽家にとっても、ものすごく大切なことです。 もちろん、「自分の全否定」まで行ってしまうと、それはもう再起できなくなる可能性があります。 そ […]
「表現する(ex+press)」ということについて考えてみる【現象を追わない】
演奏するということは、表現するということです。 何を表現するかというと、基本的には人間の感情です。 自然の描写をすることもあります。ですが、その自然を見ているのは、感情を持った人間です。 語源から考える 「表現する」とい […]
音楽的不具合の理由がテクニックであることはよくある
音楽的にどうも上手くいかない…表現が上手くいかない…というときに、頭で思っていることは(=音楽的には)正しくても、テクニックが原因で上手くいかないことはよくあります。 テクニックに完璧はない もち […]
今見えていないものを見る【イメトレの効能】
人間、今見えているものを見てしまいます。先を見る時も、現状から未来を見ようとします。 そうではなく、まだ見えていないものを見たい。まだ味わったことのない音の世界を味わってみたい。 そういう欲求は、音楽をやっている人なら持 […]