声楽レッスンの伴奏に行く時に気を付けること【止まるべきか止まらないべきかの判断】
声楽レッスンの伴奏でのこと。
先生が間奏とかの時に生徒にアドバイスするために喋る時、やり直すのかと思って、弾くのを止めてしまう時があります。
ですが、先生はただ生徒にアドバイスしているだけだった。
そんな時は「続けて!」と言われます。
レッスンの流れや音楽の流れが一瞬止まってしまうので、これはなるべく避けたいですよね。
そんな時に気を付けることです。
初めての先生の時はよく観察
初めての先生のときは先生のレッスンの進め方がわからないので要注意です。
先生のレッスンの進め方をよく観察します。
通したがる先生か、部分部分でやりたがる先生か、よく止める先生か、などなど。
先生の立場で困ること
先生の立場で困るのは以下の2つです。
- 止まってほしいのに弾き続けられる
- 弾き続けてほしいのに止まられる
先生の立場だと、止まって欲しいのに弾き続けられてもそれはそれで困ります。
でも普通の人だったら「ストップ」と言われれば止めるはずです(※言われなくても止まるのが理想です)。
もう一つ困るのは、先に進んで欲しいのに止まられちゃうことです。
止まらなくて良い時に止まっちゃう理由
- 間奏中に先生が生徒に何かを言う(アドバイスなど)
- 「OK!」の声が大きすぎてビビって止まっちゃう
間奏を弾いている時に、「次はこれを気をつけて!」みたいに先生が歌の生徒に言う時があります。
そんな時、先生の声に反応して、こちらも止まっちゃうことがあるんですよね。
2つ目は笑い話のようですが、声楽レッスンですとわりとよくあります。笑
ポイント【わからない時は止まらない程度にやや弱く弾き続ける】
これは止まった方が良いのか、止まらない方が良いのか、結構わからない時が多いです。
そんな時は、「止まらない程度にやや弱く弾き続ける」のが良いです。
理由は以下の通りです。
- その間に止まるのか先に行くのかの判断できる
- 先生は迷っているのかと認知してくれて、「続けて!」もしくは「やり直し」などと言ってくれる
やや弱く弾き続ければ、止まることなくどちらか判断できますし、先生も迷っていると気づいてくれるはずです。
弾き続けると言っても、ほんの数秒(下手したら1秒以内)の話です。
止まってしまうと、ゼロからになってしまうので、時間も取られてしまいます。
絶対に止まる時
- 明確な合図がある時
- 先生が前のフレーズや歌詞を言い出したり歌ったりする時
明確な合図は先生によっても違うので、臨機応変に対応するしかないと思います。
ただ「先生が前のフレーズや歌詞を言い出したり歌ったりする時」は、止まって良いという証拠になります。
前の箇所をやりたいということがわかるからです。
まとめ
指揮者がいる稽古の場合は、指揮が止まったらすぐに弾き止める方が良いです。
指揮者が稽古を主導していますし、見ていないと思われます。笑
そんな話もいずれ書くかもしれません。
高橋健介 KENSUKE TAKAHASHI Official Website
ピアニスト 高橋健介の公式ウェブサイトです。埼玉県出身。大宮光陵高校音楽科ピアノ専攻卒業。東京藝術大学楽理科を首席で卒業。同大学大学院音楽研究科音楽学専攻修了。在学中、同声会賞、アカンサス音楽賞、大学院アカンサス音楽賞を受賞。日本声楽家協会講師、二期会研修所ピアニスト。
New:「Kotoba to Oto Vol. 1」おかげ様でチラシ公開から2日ほどで完売してしまいました。
配信などについては調整中です。