コンサートはまるで世界旅行【ソアリンに似ている】

思考・日常(音楽)

8月後半はオペラの本番が指揮であったり、歌のリサイタルのピアノがあったりと、ちょっとハードだったのでなかなか更新できませんでした。

最近ツイートしたことを補足します。

コンサートはまるで世界旅行

上の写真のプログラムは、複数人が参加したちょっとした(曲数はちょっとしてない)試演会なので統一性はありません。

※本来、良いコンサートは「コース料理」に例えられます。

ですが上のプログラムのように、イタリア歌曲、フランス歌曲、ドイツリート、日本歌曲、イタリアオペラ、フランスオペラ、オペレッタ…のように色々な曲を連続で弾くことは職業柄よくあります。

そんな時にいつも思うのですが、色々な時代や国の曲を続けて弾くと、「世界旅行」している気分になります。

それがこういう仕事をしていて楽しいことだったりします。

お客さんにも同じように思わせなければならない

それと同時に演奏家としては、お客さんにもそう感じさせなければなりません。

フランスの香りを漂わせたり、日本の情緒を感じさせたり。

それが難しいのですが…
一つ一つを一定期間(今の時期はイタリアオペラ、今はフランス歌曲みたいに)、徹底して勉強するしかないのかなと思います。

ソアリンに乗った時の感覚

初めてディズニーシーの人気アトラクション「ソアリン」に乗った時、ものすごく感動しました。

世界6大陸の色々な場所をハンググライダーで飛行するアトラクションです。
鳥になったような気分で世界を巡れるのですが、すごいのは香りが出るところ。

草原の上を飛ぶと草の匂いがしてきたりします。

それはそうと、飛んでいる間に場所が移り変わって、わずか数分で世界旅行した気分になるのです(さすが夢の国…)。

その感覚が、コンサートで色々な曲を弾く感覚に非常に似ていますし、ここから学ばなければ!と思いました。

さすが世界最高峰のエンターテイメントです。

まとめ

本来は「コース料理」のように整ったコンサートが理想的ではありますが、その中でもやはり世界観は変わりますよね。

時にはあっち行ったりこっち行ったりというのも面白いです。

あまり遠出できない今だからこそ、目の前の譜面を変えるだけで世界が変わる音楽は楽しいのかもしれません。

News:10月11日(日)13:30〜紀尾井町サロンホールにてコンサートをやります。
詳細は数日中には公表しますが、すでに予約もできます。