音楽的不具合の理由がテクニックであることはよくある

思考・日常(音楽) 練習

音楽的にどうも上手くいかない…表現が上手くいかない…というときに、頭で思っていることは(=音楽的には)正しくても、テクニックが原因で上手くいかないことはよくあります。

テクニックに完璧はな

もちろん楽器の初心者でしたら、これは当たり前です。
いくら頭の中に音楽があっても、それを表現するための手段がありません。

ですが、ある程度のレベルになっても同じことが起こることもあります。

結局、テクニックに完璧はないということでもあります。

以前、小林道夫先生とお話をしていて、「(テクニック的なことで)昨日分からなかったことが今日わかった」とおっしゃっていました。

先生はこの時80歳を越えていました。
本当に終わりはないんだなと思った記憶があります。

まだ不安定な時期

ある程度までテクニックが確立していないうちは、不安定になりがちです。

  • できる時とできない時がある
  • できていたことができなくなる

この段階のうちは、まだ不安定です。

例えば…

ピアノだったら、以下のようなことでしょうか。

  • ペダルに頼りすぎてしまう
  • (その結果)手の動きがバタバタする

声楽だったら音程が悪いのは音痴だからではなく、発声に何か支障があることが多いと思います。

テクニック的不具合の解決

それらが解決したら、自然と頭の中で理想としている音楽を奏でられるということがあります。

ですが、ついテクニックではなく、自分の考えがダメなんだとあれこれ小細工したりしてしまうんですよね。

最終的にテクニックの面を見直したらあっさり解決、なんてことはよくあります。

これは意外と見落としがちな点です。
人間すぐに忘れてしまうし、悪い癖はなかなか取れないので、相当やりこまないとだめですね。

まとめ

とはいえ、テクニックはあくまで手段であることは忘れずにいたいです。

80歳になっても、「今日も発見があった」と毎日言ってられるように過ごしたいですね。