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異界、自然界の象徴としてのズドゥルッチョロ sdrucciolo【《オンブラ・マイ・フ》、《千人の交響曲》、ウルリカのアリア、《フィガロ》4フィナの韻律の秘密】
前回の記事「ズドゥルッチョロ sdruccioloの喜劇性【ドゥルカマーラのアリア、セヴィリアとコジのフィナーレ】」の続きです。 前回の記事をまだお読みでない場合は、先に読んでいただけるとわかりやすいと思いますが、こちら […]
ズドゥルッチョロ sdruccioloの喜劇性【ドゥルカマーラのアリア、セヴィリアとコジのフィナーレ】
先日の記事「なぜモーツァルトはダ・ポンテが書いた台本の単語を変えたのか【音楽的欲求の例】」で、ズドゥルッチョロには喜劇性を表出するという役割があると書きました。 ズドゥルッチョロ詩行について解説されたものは日本語でも多く […]
ダ・ポンテの愛人でフィオルディリージの初演歌手フェッラレーゼとは何者だったのか?【歌は上手いけど大根役者、ダ・ポンテの人生を狂わせた女】
昨日、以下のようなツイートをしたら、少なからず反響がありました。 140字では説明しきれないので、このブログで深堀りします。 彼女が何者だったかを一言で言ってしまうと、「歌は上手いけど大根役者のフィオルディリージ初演歌手 […]
モーツァルト痛恨のミス【「誠実 di fedeltà」を「不誠実 d’infedeltà」と書き間違える】
モーツァルトのレチタティーヴォ・セッコの自筆譜を見ると、面白いことがわかります。 今日は、モーツァルトがイタリア語を書く時に単語を間違えちゃったという小ネタです。 人間モーツァルトを垣間見ることができるのではないでしょう […]
オペラのテンポは台本作家が決めている!?【イタリア・オペラの韻文から楽譜を読む】
テンポは作曲家が決めるもの、と思われがちですが、実は台本作家がある程度決めてしまっているとも言えます。 というのも、台本の韻文によってリズムが変わり、テンポ感も変わるからです。 イタリア・オペラの韻文の基本的なことから、 […]
モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》のレチタティーヴォ・セッコの45%は類似した和声進行③【定型のディミニッシュ型】
以前の記事で書いた《コシ・ファン・トゥッテ》のレチタティーヴォ・セッコについての続編です。 レチタティーヴォ・セッコの和声分析は、世の中にほとんどありません。 今回は、減七の和音が使われる箇所に注目します。 結論から言う […]
モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》のレチタティーヴォ・セッコの45%は類似した和声進行②【定型のマイナー型】
以前の記事で書いた《コシ・ファン・トゥッテ》のレチタティーヴォ・セッコについての続編です。 レチタティーヴォ・セッコの和声分析は、世の中にほとんどありません。 今回は、短三和音が使われる箇所に注目します。 結論から言うと […]
モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》のレチタティーヴォ・セッコの45%は類似した和声進行①【定型のメジャー型】
楽曲の和声分析は世の中にたくさんありますが、レチタティーヴォ・セッコの和声分析はほとんどありません。 しかし分析してみると面白いのです。特にモーツァルトのレチタティーヴォ・セッコは緻密に計算されて作られています。(それを […]
レチタティーヴォ専業の作曲家がいた!?【そのギャラは?】
18世紀半ば以降のナポリには、レチタティーヴォのみを作曲する人がいました。 その人は、本番ではレチタティーヴォ・セッコのチェンバロを弾いていたようです。 日本が世界に誇るオペラ研究家の山田高誌さんの研究から紹介します。 […]
通奏低音の半音上行のみで構成されたわずか8小節の珍しいレチタティーヴォ【モーツァルト《コシ・ファン・トゥッテ》から】
レチタティーヴォ・セッコの通奏低音に目を向けたことはあるでしょうか? 普段何気なく歌ったり、耳にしているレチタティーヴォ・セッコですが、通奏低音の進行に注目すると、色々と見えてきます。 今回は、《コシ・ファン・トゥッテ》 […]